ワタシってオキャマだったの!?

40代になったオキャマのイマ!を届けるブログ

あなたしかいないでしょ

 

ほら、ワタシの隣の部屋の、
変わったオバサンの話なんだけど、

やっぱオカシイわ。あの人。



イ カ レ ポ ン チ だ ね ☆





この間の金曜日、

お友達と飲んでボーリングをして、終電で帰ってきたのね。


金曜の夜の終電ってさ、異常なくらい混むじゃん。

電車も遅れがちだし、
溢れかえる人で熱気ムンムンだし、

やっぱタクシーで帰ろうかと思ったけど、
もはや引き返せないほどの混雑ブリ。


お願いだから、週末の中央線だけは、
24時間運転して欲しい感じ。



車内で、激ブス男子に密着され、

何度も窓に押し付けられそうになりながらも、
必死に体勢を保っていたの。



その激ブス男子ってば、

太った”みうらじゅん”って感じで、
変なサングラスをかけたロンゲ男子なんだけど、


ゲルマニウム温浴でもしているのか、
すっごい量の汗をかいてて、


その上、タンクトップしか着てないから、


ワタシのTシャツで吸収される、

おびただしい量の、汗。




ほんと、

”水取りぞうさん”のゲルを振りかけてあげたかったわ。




”ブス男子はタンクトップ着るな!!”

”肌をさらすな!!”



中野駅に着くまで、

学生運動のような感じで、そういったスローガンをひとしきり唱え、


やっとのことで電車から、滝汗男子から解放されたワタシ。




もうさー、ちょっとした戦いを終えたわけで、
すっかりオナカが空いてしまって、

家に入る前に、コンビニに寄ろうとしたの。




そしたら!!



「○○さん!」

と、後ろからワタシの苗字を呼びかける女性の声。



振り返ってみると、
例のお隣のオバサンなわけよ。



「あなた家はこっちよ」

と、ご丁寧に指差して、
ワタシの部屋を指差して教えてくれるんだけど、


そんなこと知ってるわよ。


ワタシは、コンビニで食べ物を買いたいの。



「あー、知ってますよ。
ちょっとコンビニに行くので。それじゃ。」

と、オナカが空いて疲れていたこともあり、
早々に切り上げにかかるワタシ。


てか、立ち話もなんだし、
早く涼しいコンビニに入りたかったのよ。




でも、

あのオバサンがそんなこと許すはずもなく、


「ねね、ちょっとちょっと!!
あなた英語しゃべる??車運転してる??」

と、イキナリ、意味不明なクエスチョン。




英語??ハァ??


たまに部屋でマライアキャリーとか歌ってるけど、

ワタシの妖精のような歌声が漏れてた??




てか、車って??


この間運転して死にそうになったりもしたけど、

ウチの付近で運転したことはないし、ナニゴト??




というわけで、

「いっさい心当たりがありませんけど、何かあったんですか??」

と、キッパリ否定した上で、

興味本位で、仕方なく、
何かまた事件でもあったのかと聞いてみたのね。



そしたら、

ワタシの問いかけは一切無視で、


「この間も玄関の鍵を壊され、新しいのに交換したのよ。
今回だって5万円もかかったんだから。3万は保険でおりたけど。
中にもスライド式の鍵を追加したし、これで誰かが部屋に入った形跡があれば、

あとは天井しかないわ。あなたしかいないわよ。」




”あとは天井しかない”
”あなたしかいない”

って、あんた。



まだそんなコト言ってるの??

このクソババア。



ワタシ、自分が疑われることに腹が立つよりも、

”天井を伝って部屋に侵入する”ってことをマジメに語る、
このオババに恐怖を感じ、


ダメ!刺激しちゃダメ!


この人は病気なんだ!
認知症になるには少し若いけど、

そういう精神的な病気なんだ!!


と思うことに。





「そうですか。
では、何かあったら警察を呼んでみてくださいね☆」

と、そろそろホンキでコンビニに行こうとするワタシ。




去り際、

まだ話し足りないのか、



「わたしね、暴力団ともめてて、よく怒鳴り声上げてるけど、
ごめんなさいね。」

と、神妙な顔つきで語りだす隣人オババ。


背後の自販機の光が、逆光みたくなってて、怖い。




暴力団ともめるって、あなたいったい何をしたの??

借金とかそういう類??



でも、ほんといい加減コンビニに行きたかったし、

どうせ質問をしてもムダだって、思い知らされてたので、



「そうですか。がんばってください。」

と、

たいしてがんばって欲しくもないけど、

どうせなら、がんばらずにさっさと引越しして欲しいくらいだけど、


社交辞令で言っておきました。




最後に、

「あなた、こんな時間にどこから帰ってきたの?サイゼリア?」

(注:サイゼリア=深夜までやってるイタリア系ファミレス)


と、怪訝な顔で聞かれたけど、

終電云々の話をするのも面倒なので、


適当にうなずいてサヨナラをしました。




てか、逆にワタシが聞きたかったわ。


「あなたこそ、こんな時間にどこに出かけるの?」

って。


あは☆