ワタシってオキャマだったの!?

40代になったオキャマのイマ!を届けるブログ

赤いスイトピー


この間、用事があって電車で八王子に行ったんだけど、
車内が若い子ばっかで、なんだかドキドキしちゃったわ。

ほら、あっちの方って学生さんが多いじゃない?
高校とか大学とかがたくさんあるし。
特に土曜の午後なんて、帰宅途中の学生ぐらいしかいないのよ。

ちょうど、そんな空いてる時間帯に電車に乗ったもんだから、
国分寺あたりで座れちゃったりしたのね。
八王子って、意外と遠くて時間かかるし、
高いヒールの靴を履いてると足が疲れるじゃない。
だから、ラッキー!!と思ってさっそく座り込んだの。

てゆうか、座ってみてビックリ。
すんごくキモイオヤジがいきなりもたれかかってくるのよ。

車内は学生さんだらけなのに、なぜココだけ?ってな感じで、
あきらかに浮いているそのおやじの存在。

てゆうか、ワタシもそろそろ30代で、
もはや若い子からはオヤジと呼ばれてしまう年齢なんだけど、
圧倒的に、そのキモオヤジはビジュアル年齢がかけ離れて上だったのね。

ワタシ、
5年後も、コンビニのレジで20代男性のボタンを押してもらえるようにがんばるわ。


で、
ワタシが座ったのは長い座席の真ん中あたりなんだけど、
ちょうど左隣にそのキモオヤジが座ってて、
ワタシの方へ、禿げてアブラギッシュな頭(こうべ)を傾けてくるのね。

なんだか軽く寝息とか立てちゃって、気持ちよさそうに寝てるわけよ。

ワタシ、
そのまま頭を開閉式の窓に挟んでギロチンして差し上げようかとも思ったんだけど、
直接手に触れるのも恐ろしかったので、
ちょうど手に持っていたペットボトルで、そっと、そおーっと、
頭を向こう側へ押しやったの。

ふと、身震いをして目覚めるキモオヤジ。

まわりの学生たちも、ワタシがペットボトルでオヤジの頭を押しやったのを見ていたらしく、
なんだかクスクス笑っているのね。

てゆうか、そのキモオヤジ、
電車を乗り過ごしていたらしく、あわてて次の駅で降りちゃったんだけど。
もしすぐに降りなかったら、ワタシが代わりに次の駅で降りていたと思うわ。
あぶない、あぶない。(福田和子風味)

で、次に隣に座ってきた子が、
すっごくかわいい男子学生だったのね。

たぶん大学生だと思うんだけど、タンクトップとか着ちゃってて、かなりの露出具合。
ちょうどワタシもタンクトップ姿だったもんだから、肌と肌が重なり合って、絶妙なコラボレーション★

その子ってば、筋肉質なんだけど色白なところがかえってエロくて、
この時点でワタシ、軽くその子にフォール・イン・ラブ。

で、しばらくドキドキしたまま電車に乗っていたんだけど、
ちょうど立川駅を過ぎたあたりでそのかわいこちゃんも寝てしまって、
ワタシの肩に頭をもたれかけてきたのね。

あまりの興奮で、失禁しそうになるワタシ。

こうなったら、さっきのキモオヤジとは逆に、
少しでもそのかわいこちゃんの方に体を寄せてみたり。

その子も、容赦なくワタシにもたれかかってくるんだけど、
その頭の重ささえ心地よい。

インスタントな擬似恋愛体験★

“春色の汽車に乗って、海へ連れて行ってよ~“てな気分。
もしくは、
窓際に薬の小瓶をおいて、お互いの小指を赤い糸で結んで眠りこける、
高校教師のラストシーンめいた感じ?


とかオバカな空想にふけっているうちに、
気がつくと八王子に到着。

やだ、八王子ってこんなに近かったっけ?
と思うくらいのあっという間の出来事。

隣のかわいこちゃんは八王子で降りる気配がないし、このまま高尾まで乗ってしまおうかとも思ったけど、
一応、八王子での約束の時間がせまっていたし、仕方なく断念。

眠りこけているかわいこちゃんを起こさないように、ゆっくりと立ち上がりながら、
ワタシの代わりにと、さっきのオヤジを押しやったときに使ったペットボトルをそっと置いてみたり。

だって、キモオヤジの脂がついてるから飲みたくなかったんだも~ん。
きゃは★