水害キモンピー
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※これは、去年の12月ごろのお話。
当時、歌舞伎町にある”オアシス”っていうスポーツジムに通っていたんだけど、
その時に目撃したキモいオジサマのお話です。
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ワタシの場合、ジムに行くっていっても、
適当に器具をつまんでみたり、軽く持ち上げてみたりする程度で、
滞在時間の7割はグルーミング時間に費やしているのね。
ほら、ゆったりと浴槽につかったり、ミストサウナでまどろんでみたり。
でも、その日はジムの後に待ち合わせをしてて、
ゆっくりお風呂に入ってる時間がなかったの。
だから、簡単にシャワーで済ませることにしたのね。
で、
タオルとか着替えを持ってシャワールームへ向かったんだけど、
あれ??
脱衣所に入ったとたんに、いつもと何かが違うことに気が付いたの。
やだぁ、床が濡れてる!!
足拭きマットが沈むくらいに深刻に・・・。
不思議に思ってシャワー室に入ってみると、
入り口付近で、裸のキモイ男がシャワーの水を垂れ流してるのね。
キモンピーが、
なおかつ全裸でうろついてることに衝撃を受けつつも、
時間がないので恐る恐るシャワー室に入ることにしたのよ。
そしたら、
「いやぁ、なんか床に落ちてる髪の毛が気持ち悪くて、シャワーで流してるんですよね。」
と、ワタシに話しかけてくるそのキモンピー。
その生き物は、年齢は40歳前後だと思うんだけど、
とてもジムで鍛えているとは思えないくらいダラシナイ肢体に、
ワタシ、視神経をやられてしまい、あんまり覚えてないのね・・・。
てゆうか、
別に、わたしに言い訳はしなくていいし、
そのせいで脱衣所まで水が侵食してるんだから、よっぽど注意してやろうかと思ったけど、
ふと、わたしも全裸でいることに気づき、
無視してシャワールームの奥のほうへ。
だって、
こんな無防備な生まれたままの姿のときになにかされたら大変だもの。
ほんとはね、
「髪の毛よりおまえの方がよっぽど気持ち悪いんだよ!!
そのままその腐った体を排水溝に流してやろうか!!」
って言いたかったけど、我慢したわ。
で、
妙にそわそわした気持ちのまま汗を流していたんだけど、
しばらくすると、
入り口のほうでさっきの男らしき声が聞こえてきたの。
なんだか、従業員の人と話している様子。
ちょうどシャワーも済んだことだし、
脱衣所へ行くついでにこっそり話を聞いてみたの。
てゆうか、割と声でかいからいやでも聞こえてくるんだけど。
「・・・だから、排水溝に髪の毛とか流してたら溢れてきちゃって・・・」
と、キモンピー。
「はいはい、わかりました。あとはわたしが掃除しますから、お客様は向こうへ行ってください。」
と従業員。
きゃ!!たいっへん!!
シャワー室を出てみると、
脱衣所の浸水はさっきより悪化してて、完全に水浸し。
割と水害レベル。
ドライヤーとかその他もろもろのグルーミングを施しつつも、
会話はばっちしキャッチするワタシ。
なんかね、その男の話を要約すると、
過去にこのジムのグループ会社のレストランで働いていて、
そこを無理やりクビになったんだって。
で、
その時の上司のなんとかさんに、「今の職場にまで電話して付きまとうのは止めてくれ」と伝えてほしいと、従業員に頼んでるのよ。
もはや、髪の毛どうこうというレベルの話ではなくなってるし・・・。
どうして、クビにした上司がそのキモンピーにかまうのか、
どうして、キモンピーは相変わらず全裸で下着すらはこうとしないのか、
謎だらけだったけど、
要するに、
その仕返しとして、排水溝を詰まらせて脱衣所中水浸しにしたってわけね。
おまえのやってることは、スリットまるっとごりっとお見通しだよ!!
てゆうか、
ほんとに時間も差し迫ってきたので、この事件の顛末も気になったけど、
帰り支度をしにロッカールームへ向かったの。
驚・愕☆
ワタシ、ほんとにオドロイタわ。
排水溝からあふれ出た汚水は、ロッカールームまで浸食してたの。
水面には、確かに髪の毛とも陰毛ともつかないような物質がぷかぷかしてるし。
危うく気絶しそうになる自分を懸命に奮い立たせ、
汚水がきていないエリアまで荷物を運び込んでさっさと帰ったわ。
それにしても、
排水溝を詰まらせて、
あんなにまで広い範囲を汚水まみれにさせてしまう、そのキモンピーの執念にオ・ド・ロ・キでした。
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