ワタシってオキャマだったの!?

40代になったオキャマのイマ!を届けるブログ

初体験日記


弟が発見したという、ワタシが書いた「初体験日記」。
いったいどんな内容だったんだろう・・・。

てゆうか、ワタシ、
初体験といってもいろいろあるけど、
これは、初めてのテレフォンセックスデビューのお話し。

当時ワタシは、中学2年生でした・・・。


多分、わたしなんかより早くからオトコに目覚めていた子はたーくさんいるとおもうんだけど、
わたしの場合、明確に自覚したのは小学校5年生の時。

プールの時間の時に、お目当ての男子がフルチン(素敵なヒビキ!)で着替えるのをこっそり見たりして。

中学2年にもなると、性への好奇心が時として行動をともなったりするわけで、 
当時はまだパソコンが普及しているわけでもなく、新宿2丁目の存在も知らなかったわたしが目をつけたのがテレフォンクラブ。
通称テレクラ。 知ってると思うけど・・。

性への好奇心が絶頂期に達したそのときに、それは実行に移されました。

もちろん男同士のテレクラの存在は(当時あったのかどうかも謎だけど) 知る由もなく、
男女間のテレクラに、ヲンナとしてデビューしてみたのだけど。

すでに性的にバージョンアップされたわたしは、一応声変わりの儀式も済んでいて、
あどけない裏声&ウィスパーボイスで、ドキドキしながらいざ応戦ってかんじで・・・。

女性はフリーダイヤルというアドバンテージも加わって、テレクラに手を出してしまったわたし。

平凡な美★中学生がこんなことに手を染めていたなんて。
なんだか、「OUT~妻たちの犯罪」めいた感じよね。

今思うとチョコット恥ずかしいんだけど、
ま、アレよ。
ビター・スウィート・メモリーズ。

で、テレクラ。

実家の家電からだから、
当然両親のいない休日の午後のちょっとした隙間を狙って、コールコール。

「君いくつ?」
こういう定番の枕コトバから始まる一連の会話のやりとり。

「今日ひまなの?」
「これから会わない?」

ワタシ、生物学上の性別はオトコだし、
会うのはもちろんNGなわけで、
適当に会話して、テレフォンセックスへ・・・。

一応、
相手の男の見た目や年令などを厳しく尋問して、
声の感じからタイプを推定。

代わりのオトコなんてふんだんにいるワケだし、あくまでも強気。
でも、ウィスパーボイス。

今思うと、たぶん、テレフォンセックスの快感だけではなく、
オトコにちやほやされる快感にも酔っていたんだと思うの。たぶんね。メイビー。

「君、声かわいいね」とか
「マジ、会いたくなってきたよ」とか
ほんの数分間の擬似恋愛。 

でもね、一度だけ会う約束をしたことがあるの。

相手は20歳の大学生。
フェンシング部で、CHA-CHAの木野なんとか(知ってる?)に似ているとの事。

学校ではかなりオンナにモテるとの発言もあり、
是非拝見しなくてはと、期待に胸いっぱいだったのね。

一応わたしは17歳のピチピチ女子高生の設定で・・・。

もちろん実際に会えるわけはないから、ホントかどうか見てやろうって思って。

だってさぁあ、一応電話にせよセクースした相手だし、気になるじゃない?

やだぁ、こんな素敵なオトコとやってたの? みたいな。

で、
待ち合わせの場所は国分寺駅

当時はまだ国分寺に丸井なんかはなく、
駅前にマックがあったから、そこで待ち合わせ。

日曜の夕方だったと思うわ。

お互いに、手に赤いものを持ってくるという彼の提案。

そしてバスのロータリーの陰から見張ること10分。
ついに現れたのよ赤いハンカチを持った男が。

そこに現れたのはなんと、
超+きもーい+タレ目の惰デブ系。

いくらわたしが中学生だからって、モテる男とそうでないのとの区別ぐらいつくわよ。

もちろんヤツはそうでないほう・・。

バカにしないでちょうだい。

わたしの電車賃を返して!

こういう風にオトコと会うのは初めてで、
しかも、こういうカタチで裏切られたことにひどくショックを受け、

だいたい、赤いハンカチなんてどこから手に入れたのかしら?

フェンシングというスポーツを根本から否定するかのような太った肢体に唖然・・。

あれじゃあ、剣でさし放題じゃないのよ。

でも、まだショックから立ち直れないわたしは、

もしかしたら、近くでみたらかっこいいのかも。木野君に似ているのかも。

遠近法の関係で顔が歪んで見えているだけなのかも、と思い直し。

恐る恐る近づくことに。

相手は女子高生が来ると信じきっているわけだから、わたしが近づいても何も問題はずだし。

待ち合わせのマクドナルドはバスロータリーからすぐ近くにあって、
姿カタチはよーく見えていたんだけど、

一歩ずつ近づくたびにこみあげる嫌悪感。

ヒトって、こうも簡単にウソをつく生き物なの?

それとも彼はCHA-CHAの木野君を、
メガネをかけてお笑いまっしぐらだった松原桃太郎と勘違いしていたのだろうか・・・。

ちょっと切ない気持ちで駅に引き返し、

そういえば・・・わたしのほうがもっとひどいウソをついていたことには、

国分寺駅の改札で
制服姿の女子高生を見るまで気づかなかった・・・。
あは★

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