~ドッキ★ドキ 2丁目店子体験 その3~
やってきました!!!ついに土曜日が!!
なんだか、緊張しちゃって、
指定された時間よりもずいぶんと早く着いてしまったワタシ。
お店のトビラを押してみるけど、もちろん開いてない。
仕方ないから、お店の前で、
缶ジュースを飲みながら待つことにしたのね。
6月の下旬で、梅雨の期間だったんだけど、
その日はフツウに晴れてたし。
夜なのに、少し暑いくらい。
で、しばらく待っていると、
同い年ぐらいの見知らぬ子が、ワタシの方に近づいてきたの。
自分が働くお店のあるフロアって、もう1件ゲイバーがあるんだけど、
最初は、
もう1件のお店の子かな??
って思ったのね。
でも、
「新しく入る人??」
って話しかけられて、
あ、この人も土曜日のスタッフなんだ。と認識。
んで、ママが来るまで、
2人でとりとめもない話をしてみたり。
実際に働いてみて知ったんだけど、
土曜日は、お店のママとチーママ。
そして、その人とワタシの4人体制なの。
前に説明したけど、カウンターとボックス席と合わせて、
15人程度しか座れない店内に、
4人もスタッフが居ていいの??
だいじょうぶ??やってけてる??
って思ったけど、
ゲイバーってこういうものなのか、と、
他を知らないワタシは思うことに。
後になって、
実際は経営状態がかなりヤバイって知ることになるんだけどネ。
お店によっては、
カウンターとボックスで、計2人も居ればまわせるところもあるけど、
ま、ゲイバーの時給なんて恐ろしく安いし、
お客さんからお酒もらったりすれば、すぐ回収できるから、
金曜とか土曜日に、多くスタッフを入れるところも多いんだろうね。
と、今のワタシは思う。
で、働いてみてわかったけど、
さっきまでオシャベリしてたもう一人の若い子、
名前は“シンヤ”って言うんだけど、
すごい仕事が出来る子なのね。
こう、なんていうの、体育会っぽいノリで盛り上げるっていうか、
ワイワイやって楽しく飲んじゃえー!!
それそれーー!!
みたいな☆
一方、ワタシはといえば、
初めてのアルバイト経験。しかも、ゲイバーでしょ。
この仕事が、
お酒を作って、お客さんと話をする仕事なのはわかっていたけど、
ほら、まったく知らない人と、何を話したらいいのかなんてわかんないじゃん。
そこで編み出したのが、
「2丁目初めてです。超初心者なのでヨロシクね★」
トーク。
これ、意外と通用しちゃって、
なんていうの、
そもそもワタシが若くて初々しい(+カワイイ♪)ってのもあるけど、
とっても初心者なので
“ヨクワカリマセン”、
“ワタシ、ニホンゴ、ワカリマセン”
めいた感じで、押し通すと、
あら不思議!!
意外とウケてる。
今で言うところの、“さとう珠緒”的キャラっていうの??
ああいうブリブリした感じで、イジってもらう感じ??
我ながら、あざとい、よね。
知ってる。
いいの、別に。
騙される方が悪いんじゃん!!
きゃは★
ワタシ、そこでは“マコト”って名前にしてたんだけど、
「マコト君、○○って知ってる??」
って、お客さんから聞かれて
「えー、わっかんないぃぃ。なになに~☆ミ」
みたいな、感じで。
いや、ホント、たいしたこと聞いてこないのよ。
“コイツばかにしてんのか??”
と腹の中で思いつつも、作り笑顔でブリブリなキャラを演出☆ミ
んで、お店が朝の5時とか6時に終わるんだけど、
その後は、お店のママとかと他のゲイバーに飲みに行って、
接客テクニックとか、
2丁目っていうかオカマ独特のオネエ口調(女子っぽい口調?)とかを学習。
最初は、オネエとかって超キモイ!!!!
って思ってたけど、
使ってみるとアラたいへん。
すんごく楽しいの。
てゆうか、毒舌で話してても、オネエ口調なら許されるっていうか。
割と、お得な感じ★
(例えて言うなら、おすぎとピーこみたいな感じかしら)
ま、オネエトークを身につけたところで、
初心者売りしてるワタシには、使い道なんてないんだけどネ★
それにしても!!
ほんと、今考えると、いいバランスだったのかも。
盛り上がってワイワイ飲むのが好きなら、“シンヤ”。
ゆっくり気ままに飲むのが好きなら、“マコト”。(ワタシのことね)
それにね、ワタシには、
例の、すごくお金を落としてくれる上客がついてたから。
割と気楽に、楽しく働けたかな。
で、そのお客さんとの“NEW“援助交際“についてなんだけど、
あ、これはまた、次回ってことで。
※ワタシ、出来る限り、
ゲイじゃない人が読んでもわかるように書いてるつもりだけど、
よくわからないこと、
質問したいことがあったら、
コメントに残してネ★
よろしく!!
(*^^)v