スマイルください
雨の日って、
普段より早く家を出るようにしてるんだけど、
土曜日のせいか電車も空いてて早くて、
いつもより20分くらい早く、勤務先の駅に着いちゃったのね。
ちょうどオナカが空いてたし、
ドラマ”anego”で、
「コンビニで買ったおにぎりを会社で食べるのはマナー違反」
って篠原涼子が言っていたので、
駅近くのマック(マクドナルド)で、朝食をとることにしたの。
お店に入ると、
勝手に一番人気の、
”ソーセージエッグマックマフィン”をオーダー。
セットで頼んだから、
マッシュポテトとホットコーヒーも注文。
でね、よく見ると、
朝も100円メニューがあるじゃん。
これは!!
って思い、
「”ホット”をもう1つ、テイクアウトで☆」
って、
ホットコーヒーをもう1つ注文したの。
土曜の朝は、ゲイバーのママ並に気だるいから、
会社に行ってからもコーヒーを飲みたい気分だったし。
そしたら、
「”ポテト”はこの時間ありません」
と、”ハァ??”的な2ch顔で、キッパリ否定してくる店員。
やっだー。
この男子店員ってば、感じ悪ーーい。
”ホット”と”ポテト”を聞き間違えたんだろうけど、
なんか、言い方がムカツクぞ!!
てか、
よく見ると、萌え系?アニオタ??
その自慢のロンゲの毛先、
白い粉が見えるけど、衛生的に大丈夫なわけ??
でも、
クレームの現場からしばらく遠ざかっていたワタシは、
今回はおとなしく見過ごすことに。
んで、
会計を終えて、
商品を受け取ろうとしてビックリ☆
え?てか、
テイクアウトのコーヒーも、
そのままトレイに乗ってるじゃん。
このままテイクアウトしろってか??
ほら、何度も言うけど、
ワタシってば、
最近クレームとかと無縁の生活を送ってきたから、
ちょっと動揺しちゃって、
「コーヒーのテイクアウトって、
そうやって出すんでしたっけ??」
と、クックックック、クエスチョン。
そしたら!!
その萌え系店員てば、
すごすごとマックの紙袋だけを渡そうとするのね。
はいはい、わかりましたよ。
「えーっと、コーヒーを紙袋に入れて、
さらにビニールに入れて。早く!!急いで!!」
と、大きめの声で指示を出すワタシ。
きっと、こういう子は、
1から10まで指示してあげないとダメなんだ。
普通はこうするだろうってことを期待しちゃダメなんだ。
と、過去のクレーム経験を思い出してみたり。
しばらく現役から遠ざかると、
腕が鈍ってイケナイね☆
席について、
窓の外の小雨を見ながら、朝マックを済ませ、
そろそろ会社に向かおうと思ったんだけど、
何か、何か強い、負の視線を感じるのね。
辺りを見回してみると、
ちょうど、レジのところの、
あの萌え系店員と目が合うワタシ。
てか、アイツ、こっちを睨んでやがるし。
思いっきしガン飛ばしてるじゃん。
うわ。こわーーーいよぉぉ。
てか、いいの??
お客様にそんなことしていいの??
朝食を食べて少し元気になったし、
このまま帰るわけにいかないよね。ネ??
空いた店内を、
ハイヒールをコツコツ鳴らせながら
そのままレジに詰め寄り、
その店員にやさしく問いただす。
「何か??」
と、ワタシ。
「いえ、別に。」
と、店員。
”別に”じゃねーじゃん。
あの敵意むき出しの視線はなんでつか??
「あのさー、コーヒーがすっかり冷めちゃったから、
新しいのと替えてくれる??」
と、ワタシ。
「……。」
すっごい不機嫌そうな顔の、萌え系店員。
「あと、スマイルください。あるだけ全部。」
と、追い討ちをかけるように、追加オーダー。
自分でも、
どうしてこういうセリフが出てくるのか不思議なんだけど、
もう、だめ。愛が止まらない。
引きつった笑顔の店員を尻目に、
新しいコーヒーを手にし、さっそうとお店を出るワタシ。
やっべ。
この感覚、忘れてた!!!
今日もお仕事がんばろうっと。
わは♪