ジョニーキャッシュになれなくて
キャだ。
ワタシってば、あとで日記を書きまーす☆とか言っておいて、
すでに数日が経過している、ワナバウワー。
ワナっていうか、
ただ単に、ワタシが勝手に放置していただけなんだけど、
ほら、花粉症が始まってきたから、
なかなかどうして、生きていくのがタイヘンなのよ。クシュン
で、なんだっけ?
そうそう、書きたいこと。
それは、映画のお話。
今日はアカデミー賞の発表がある日だけど、
ワタシ、割と、映画を観るのが好きなのね。
で、この間も観に行ってきました。
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 」
っていう映画を。
この映画、
主演の”リーズ・ウィザースプーン”が、
主演女優賞を取るであろうと言われている映画で、
(とか書いてるうちに、実際受賞したみたい。)
前から観たいなーって思っていたの。
リース・ウィザースプーンは、
「キューティ・ブロンド」とかに主演した女優さんで、
彼女の映画が好きな女子やオキャマは多いはず。
ま、今回は、キューティブロンドのような、
コメディ路線の映画ではないんだけど、
なんとなく面白そうな感じがしていたの。
で、時間的に余裕を持って
新宿の映画館に着いたのはいいけど、
並んでいる客層をみると、すごーく年齢層が高め。
ちょうど、ワタシのパピーやマミーの年代の人たちが多い感じ。
ここって、新宿コマ劇場じゃないよね?
てか、日曜日に行ったもんだから、
割と混んでて、席もあまり余裕がない感じだったの。
ま、ワタシの美少女パワーで、
なんとか席を確保したのはいいけど、
隣に、なんだか嫌な予感がするオジサマが座ってきたのよ。
なんていうの、まず、
ワタシの隣の席に向かって、
持っている荷物をドーーンッと投げるように置くところからして、
危ない予感がゴキゴキ☆
今どき、キャシー塚本でもそんな置き方しないよ?
ワタシ、よっぽど他の席に移ろうかと思ったんだけど、
すでに、この時点では空いているのは、
ものすごく前の方の座席のみ。
そんなに前で見ていたら、
おかしな姿勢で首が折れるかもしれないので、
仕方なく、我慢することに。
もしかしたら、
荷物の置き方が雑なだけの人、なのかも知れないしネ☆
で、映画が始まるまでの間、
パンフレットを見たりしてゆっくり過ごそうと思ったんだけど、
隣のドーンオジサマってば、何をしているのかと思えば、
ワタシの隣りで、携帯で超通話し始めるのよ。
いや、別に聞くつもりはなかったんだけど、
何しろ、超隣りでしゃべってるし、聞こえちゃった☆
オジサマの話の内容を要約すると、
この映画を観るのは2回目で、
前に見たときに主人公の男に感動して、
自分もこんな男になりたいと思い、もう1度観に来た。
この映画の主人公のジョニー・キャッシュは、
熱い情熱を持ったカントリーシンガーで、オレもそんな熱い男になるんだ。
めいたことを、
友達らしき人にハイスピードで語ってるのね。
そんなんじゃ、相手の人が相槌を打つヒマもないのでは?
と心配してしまうほど、
超ハイスピード、超マイペース。
もしかしたら、
電話をかけてるフリをしてるだけだったりしてネ。
ってか、おじさん、あんた無理だよ。
あなたは熱い男ていうか、ウザイ男。
もし、この世に、ウザイ男選手権があったら、
優勝候補になれそうなほど、ウザイ。
なんなら、ワタシが推薦するよ?
でも、さすがに場内が暗くなり、
映画が始まる頃には通話をやめてくれ、
予告編のあと、映画の本編が始まったの。
ま、映画のストーリーをココで書いてもアレだから、省くけど、
この映画、主人公がカントリーシンガーの話なので、
映画のところどころでその歌唱シーンとか演奏シーンが出てくるのね。
最初のオープンニングもそうなんだけど、
あのダパンプですらノリノリでゴキゲンのカントリーサウンドが
大音量で聞こえてきたかと思ったら、
すっごいの。
イスが振動してるのよ。
この映画館て、
こんなディスニーランドのアトラクションみたいな仕掛けがあったっけ?
超ウルトラ最新式の映画館ですか??
と思っていたら、
となりのドーンおじさんが、
足で、超リズムを取ってるの。
ひやだ!!!
口元でなにやら呪文みたいな言葉をつぶやいてるし、
黒ミサ??
何かの儀式でつか??
ま、本人はノリノリみたいだし、
主役にでもなった気分で、
リズムを取って歌を口ずさんでるんだろうけど、
すっごい、はた迷惑。
ワタシとは反対側で隣に座ったカップルなんて、
怯えきった顔をしてるし、カワイソウだおー。
座席の説明:
(スクリーーーン)
(カップル)-(オジサン)-(美少女)
言うまでもないけど、美少女ってのはワタシのことネ。
言うまでもないと思うけど、念のため。老婆心☆
でも、こうやって映画が始まってしまった以上、
注意して言い争いなんかになったら、
他のお客さんにも迷惑だろうし、
最初に、おじさんが荷物を投げるところで、
危険を察して席を移動しなかったワタシがイケナイの。
すべて、ひとえにワタシの不徳のいたすところで?
だから、我慢します。
これは音楽に合わせて振動する仕組みをもった、
すんばらしぃ座席なんだ。そうに決まってる。
そう思い込むことで、
なんとか、映画に集中しようとするワタシ。
そんなこんなで、
映画が半分くらいまで進んだところで、
ドーンおじさんの隣の、おびえたカップルは、退場。
どうやら、映画どころの騒ぎではなくなったらしい。
せっかくのデートがこれじゃあね。
そうそう、逃げるが勝ち。賢明な判断だと思うわ。
ワタシは、なんとか、
途中、あまりの振動に吐き気すら覚えたけど、
最後まで観ることができました。
最後のエンドロールでまで、
その貧乏ゆすりめいた地団駄を踏んでいたら、
よっぽど警備員を呼んで差し上げようかと思ったけど、
予想外に、オジサマってば、
エンドロールが始まったトタンに、ささっと帰って行っちゃいました。
てか、ワタシ、
オジサマに教えてあげたかった。
「おじさんのリズム、音楽とズレてるよ。
致命的なまでに☆」
残念ながら、
オジサンは、ジョニー・キャッシュにはなれないと思う。
って、残念でもないか。
きゃは☆