ワタシってオキャマだったの!?

40代になったオキャマのイマ!を届けるブログ

できるオキャマはお弁当を作る?

 
今までずーっと社員食堂を利用していたワタシだけど、

最近、自宅で料理を始めたこともあり、
オキャマ特性?特製?弁当を作ってみることにしたの。

ま、ただ単に、
夕食の残り物を詰めたお弁当なんだけどさ。


でも、ワタシが作る初めてのお弁当。

すごいよ。

食べたい人が居たら10万円で譲ってあげてもいいくらい。



てゆーか、
この壮大なプロジェクトはすでに1ヶ月前から準備されていて、

事前に、100円ショップで、
お弁当箱と、それを入れる袋を購入していたの。


ほら、すぐ飽きちゃったらもったいないし、
最初は100円ショップので十分じゃない?

お弁当箱は水色で、ひこうきの絵柄が入ったデザイン。
100円にしては存外カワイイ感じ☆

ワタシと比較すると遜色しちゃうけどサ。

あは☆



んで、

どうして1ヶ月もそのままにしていたかと言えば、
理由はただ1つ。

荷物が重たくなるから。


ワタシのタイトなバディは、
化粧用のバニティポーチを持つ程度にしか作られていないし、

そんな、お弁当箱が入る大きさのバッグなんて持って歩いたら、

肩が外れちゃうっ。


と言いつつも、

ジム用の大きなスポーツバッグにお弁当箱を忍ばせて、

ついに、本日、
お弁当を持ってきちゃいました。たはっ♪


ワタシ、
自分のデスクでお弁当を食べようとしていたんだけど、

普段、社員食堂でしか食べないワタシが、
お弁当を広げてるなんて珍しいと思ったのか、

とある女子社員が近寄ってきたの。


この子は、いつもお弁当を持参してくる娘さんで、
たまーに料理の相談に乗ってもらってる、料理好きな弁当娘。

ワタシ、料理の”さしすせそ”とか、

この子に教わったんだったわ。


”さ”が砂糖、”し”が塩、”す”が酢、”せ”が……何?

って、みんな知ってるからわざわざ書かなくたっていいよね?

いや、ちゃんと知ってるよ。
ぜんぶ知ってるんだからっ!!


ということで、その弁当娘ってば、
ワタシに近づいてきて、こう言いました。


「あ、カワイーー!」

知ってる。よく言われるし。
あなた、今さらそんなわかりきったことを?

と思っていたら、


「お弁当箱がカワイー!」

と、わざわざ言い直す、弁当娘。


自分の教え子がどんなお弁当を作ってきたのか、
相当興味あるらしく、

ワタシがフタを開けるまで動かない雰囲気。


なんとなく普段の食生活を覗かれる気がして、
イヤだったんだけど、

しょうがない。

弁当娘の強い視線を感じつつも、

恐る恐る、お弁当箱のフタを開けることに。


どうしよう。
また”カワイー”とか言いふらされちゃったら。

あはは☆

なーんて思っていたら。


「……。」

無言の弁当娘。


この女リアクション薄っ!!

前からヒトコト言ってあげようと思っていたけど、
おめーの顔は能面みたいなんだよ。

もっと笑えっ!

いや、やっぱキモそうだから笑うなっ!



とか考えていたら、


「その三角コーナーの中みたいなモノは何ですか?」

と、弁当娘。


三角コーナー?

それって、残飯とかを入れる、
あのプラスティックの物体のこと?


それって、つまり、

……そういうこと?


でも、ほら、みなさんご存知の通り、
ワタシってば、やさしさライセンス1級だから、


これは、キャベツの味噌炒めなんですよ
と、やさしく説明してあげるワタシ。



それに対して、


「じゃあ、その使い古したタワシみたいのは?」

と、もうこれ以上三角コーナーに触れてもしょうがない思ったのか、
次の話題に移る、弁当娘。


てゆうか、なぁに?なんなんなぁに?
使い古したタワシ?


それは、メンチカツ。キャベツ入りだよ?
スーパーで買ったのをアレンジして、中にキャベツを入れたの。

すごいでしょ?
褒めてもいいよ?

てゆうか、褒めろ。


と、特性キャベツ入りメンチカツの紹介をしていたら、


「どうしてそう余分なことするかなぁ」

と、弁当娘。


なんですか、
このてっぺんから言い放つ感じは?



さらに、


「この、つぶれた石鹸みたいの、まさか目玉焼き?ププ」

と、笑いを堪えながら言い放つ弁当ブス娘。


はい、そのまさかですけど、何か?

確かに、
うっかりお風呂場で踏んじゃった石鹸に見えなくもないけど、

これは、目玉焼きです。タベラレマス。



てゆうか、この女、
ワタシのデスノートに殿堂入り決定☆



ワタシも、ここまでバカにされたら、
ちょっとはオキャマの意地ってものがあるし、

ここで、とっておきの自信作を見せてあげることに。



それは、特製のおにぎり


ご飯に岩海苔を混ぜて、
絶妙な味加減で作った、至宝の逸品。

クレオパトラも涙を流して食べたとか食べないとか。



ほれ、これで形勢逆転。

と、包みからだしたおにぎりは、


余熱で水分が流れたのか、

得たいの知れない黒い塊(カタマリ)になってるじゃん。


人間の魂(たましい)というものがもしもあるのならば、
きっとこういう形をしているのでは?

と、1つのサジェスチョンを示したくなるような、そんな一品。



とりあえず、

弁当娘がその黒い塊(カタマリ)を見る目は、
人様が食べ物を見る目じゃないのは明らか。



「私の少しわけてあげようか?」

そんな弁当娘の提案に、素直にうなずくワタシ。


彼女のお弁当は、前に見たことあるけど、

お弁当ってのは本来こうあるべきものなんだよ、

ってお手本のような、
見た目にもキレイなお弁当。


ワタシが子供なら、
こういうお弁当を食べたいと思うもの。


それに対してワタシのは、
……

友達に見られたら子供がイジメられるね。



でも、ほら、初めてのお弁当だし、
しょうがないしょうがない。

これからきっと良くなっていくから見てて。

と、ワタシが言うと、


「そうだね。これ以上ひどくなることはないよね。」

と、弁当超ドブス娘。


ワタシ、プラスティックの箸で、
女の両目を突き刺してやろうかと思いましたが、


その代わり、

の黒い塊(カタマリ)をそっと手渡してみた。



「あきゃ」

おかしな悲鳴を上げて立ち去っていく弁当娘。


この勝負、ワタシがモラタヨ。



てか、ほんと、できるオキャマになるために、

お弁当作り、がんばります。


みんなそっと見守っててネ。

きゃは☆