ワタシってオキャマだったの!?

40代になったオキャマのイマ!を届けるブログ

glee(グリー)と父へのカミングアウトのはなし

f:id:wataokya:20160318112000j:plain

ちょっとまあ恋愛ネタはおいといて、今回は最近ハマってた海外ドラマを紹介しますね。

みなさんglee(グリー)って知ってますか?

 

このブログを見に来る人なら、かなりの人がタイトル名くらいは聞いたことがあるんじゃないかしら。
2009年にアメリカで始まったこのドラマは、高校のグリークラブ(合唱部?)を中心に描かれる、ミュージック・コメディ・恋愛ドラマです。去年放映が終了したシーズン6まで続きました。

ワタシのまわりではシーズン1の時点で話題になってて、ミーハーなワタシはすぐに観始めるものの、アメリカの高校生の恋愛とか共感できかねるし、スー先生のあまりの毒舌ぶりや、何より出演者にタイプの子がいないことが決定打となり、途中でみるのをやめちゃったのね。

そこから5年。気づいたらファイナルシーズンも終わってました。
もともと洋楽のヒットチャートが好きで、1989年くらいからは毎週のようにビルボードチャートをチェックしていたワタシ。
いまだに最新チャートを追ってるくらいだから、グリーにハマる要素は大いにあったのよね。

そして、去年の夏ごろ、グリー好きな友だちから割と強めに観るようにすすめられ、
てゆうかシーズン3までのDVDセットをごそっと渡されたんだけど、ちょうど時間ができたのもあって暇つぶしに見てたらハマってた。
個人的に好きなのは、カート(ゲイ役の子)とそのお父さんとのエピソード。ゲイの息子に戸惑いながらも受け入れていくそのストーリーに毎回感動させられちゃった。

そしてシーズン2から出てくるブレイン役の子が可愛かったり、グリー大会を勝ち進んでいくところなんかはホントに楽しくて、シーズン3までは一気に観ちゃったわ。てか、シーズン3まで観るだけでもいいかも。

もちろんシーズン4以降もそれなりに面白くて、新たに可愛い男子とかも出てくるけど、んー、お好みで。
すでに最後のシーズン6もレンタルが始まってて、いちおう最後まで見通したけど、ワタシはもう一度シーズン3までは観たいかな。

こうやって最後まで見通した海外ドラマってSATC以来だし、ちょっとでもオキャマ要素がある人には楽しいドラマなのでオススメします。

てか、今グリーのこと書いてて思い出したけど、ワタシ、今年のお正月に実家に帰ったとき、父親に改めてカミングアウトしたのよね。

カミングアウトしたっていってもアレよ?「ワタシが広瀬すずでーす☆」とかそういうのじゃなく、ゲイであることを再度伝えました。

これは前にもブログで書いたと思うけど、そもそもワタシは両親、特に父にはカミングアウトする必要はないって思ってて、自分がラクになるためだけに言うのはやめておこうって思ってたのね。
でも、30代も後半になってきて、結婚への圧力がハンパなくて。どうして結婚しないのか、どうして女性と付き合わないのかみたいなことをしつこく聞かれ、とうとうお見合い写真を持ってこられたときに、これはいよいよやばいなと思って、ゲイであることをお伝えしたのね。

そのときの反応は、「そういう遊びはやめなさい」ってことだったから、父としては、ワタシがいくつかの選択肢の中から同性愛を選んでいるっていう認識なんだろうね。遊びとして。
んー、どうするかなあ。同性愛っていう発想がない人に理解してもらうのはなかなか手ごわいなーと思っていたものの、それを境に結婚への圧力も少なくなってきたのでそのままになってたの。

それでも完全には諦めてないのか、思い出したかのように結婚しない老後のさみしさとか、50手前で結婚した親戚の話とかを繰り出してきて。もうねーうすうす分かってるから老後のさみしさとか。なんなら今だって十分にさみしいよ!!!

きゃは泣き。(>_<)

で、今年のお正月にまた、結婚のススメみたいな父主催のトーク番組が始まったんだけど、そのときグリーの、カートの父親とのエピソードが思い浮かんだのね。
そういえばワタシの父も身体の具合はずっと良くなくて、本人自ら先は長くない、あと1年生きられるかとか言ってるし(すでに言い始めて10年くらいたつけど?)、もしこのままワタシのことを受け入れてもらえないまま他界されても、ワタシそんなに悲しめないのではないか?とか思えてきて、再度カミングアウトしてみました。

できるだけ感情的にならないように、ゲイっていうセクシャリティについて説明し、理解は難しいかもしれないけど、自分の息子がそう言ってるんだから受け入れるように努力してほしい。じゃないとワタシも父のことをホントの意味では受け入れられないかもしれないということを伝えてみたのね。

すると「理解するのは難しいかもしれないけど、お前が息子であることは変わりない」って言ってくれて、ちょっと感動しちゃった。

あまりに嬉しくて、女性と結婚しようかしら?と思っちゃったくらい。

しないけど。笑

それでも最後は、一人で老後を過ごすのは想像以上に大変だぞ、きついぞ、と脅されまくったので、今年こそは婚活をせいいっぱい頑張りたいと思います。

ま、相手はオトコだけどね。

きゃは☆