ワタシってオキャマだったの!?

40代になったオキャマのイマ!を届けるブログ

2ヶ月目の浮気

 

 

水曜日の夜、
ワタシ、彼氏に呼びつけられました。



「話をつけたい」っていう、
たいそうシンプルなメールで。




コトの始まりからいうと、



土曜日、大阪から来た知人を、
ウチに泊めてあげたのね。



それを、彼氏は、浮気だと思い込み、



「もう誰も信じられない。もう連絡もしない。」


とかいう、



ジェットコースタードラマ



昔のジェットコースタードラマのタイトルめいたメールが、
一方的に送りつけられてきたのが、



日曜日の朝。





で、


それから、

ほんとうに連絡がなくって、



こちらからメールや電話をしても、


なしのつぶて☆

 



確かに、ワタシ、

いろいろ心配させる行動をしてきたし、


最近、ワタシたち、

会えば喧嘩ばかりだったけど、




それにしても、突発的過ぎない??



その、土曜日の子とは、

ほんとうに何もしてないしー。



誤 解 な ん だ っ て バ ッ ! !





でもさー、


数日間連絡が取れなくて、

「話をつけたい」とか言われたら、



なんていうの、


テレサテンでいうところの、
「別れの予感」



吉本ばななでいうところの、
「哀しい予感」


が、するじゃなーいー?




きっと、


「別れる」「別れない」の話になるだろうと予想されたので、



外の喫茶店とかじゃなく、

ウチで話し合いをしましょうってことになったワケよ。




だって、


混み合った喫茶店で、男2人が、



「もう耐えられない!!この浮気モノ!!」だとか、


「やっぱりお前が好きなんだ!!」だとか、




さらに、



楽しかった日々を思い出し、


手を取り合って涙を流したりしてたら、



イヤでしょ??




ワタシは嫌。


がぜん、キショイ。





で、落ち着いて話せるワタシの部屋で、


話し合いをすることになったの。

 




当日、



19時過ぎに来るっていうから、

録画していたドラマを見ながら、自宅待機。




もともと時間にルーズな子だし、


どうせ20時過ぎになるんだろうな、なんて思っていたら、



19時ちょい過ぎくらいに、
玄関のチャイムが鳴ったの。




やっだ、早いじゃん。



やっぱり、この子ホンキなんだわ。

何かしらの決意をしてきたのね!!



なんて、嫌な予感を抱きつつ、



ドアを開けてビックリ!!





ドアの前には、




なんと!!

 




隣の”鈴木さん”。

 

 

 

なんだか、買い物帰りっぽく、


手には、スーパーの袋をぶら下げた鈴木さん。

 



彼氏かと思って、緊張して損した。

 



「何かありました?」
とワタシが尋ねると、



「いや、ほんとにアナタが住んでるね。」
と、鈴木さん。




このババァ、

この忙しいときに、わざわざ確認しにきたの??




そういえば、ワタシ、


この間、



このアパートにはいろいろあるって言われて、

何があるんだろうって気になってたのね。




で、この機会にって思い、

思い切って訪ねてみたの。

 



そしたら、



「あのね、あなたの前に住んでた人が変質者で、
夜中に天井を歩いたり、おかしな人だったのよ。」


と、鈴木さん。




え?天井を歩く??



ウチ、天井を歩けるの??


てか、そもそも天井なんてあるの??





さらに、


「この間、あなたの部屋のチャイムを押しても誰も出ないから、
警察を呼んだのよ。2台も来ちゃってびっくりしたわ。」


「よかったわー。ちゃんと住んでたのね。」


「ほら、コレ。隣のよしみでアゲル。
気持ちだから、気にしないで。」



と、畳みかけるように言い放ち、


怪しげなジュースを置いていく鈴木さん。



いやだ!!!!



あの時のブザー音って、

パトカーのサイレンだったの??



ワタシ、よっぽど怪しまれてたのね。



でも、大丈夫。

天井を歩いたりなんか、しないから。



そんな、
チャーリーズエンジェルみたいなこと、できない。

 

 



それに、


”気持ちだから気にしないで”
って置いていったジュース。



近所のスーパーで98円で売ってたの、
ワタシ、知ってる。



だから、大丈夫。

気になんかしないよ、鈴木さん。

 




そんなこんなで、

時間は過ぎていたみたいで、



少しして、
神妙な面持ちの彼氏がやってきたの。

 


ワタシ、ほら、

鈴木さんの1件でテンション上がってたから、



会った瞬間、
鈴木さんの話題でもちきり。



彼氏も、過去に鈴木さんの話を聞いてたから、



一緒になって、
高めのテンションで、鈴木トーク。

 


「誰かが天井を歩くとか、鈴木さんもあったまオカシィよねー」
とか、


「なんてーの、女ひとり暮らしって、過剰に用心するんじゃない?」
とか、


「あ、ここ。天井に上がれるかも。」
とか、



やっだー、
ありえなーいー、



etc...。



ワタシたち、

当初の目的も忘れ、しばしご歓談。





で、


ひとしきり鈴木ネタで盛り上がったあと、


いよいよ例の、「話をつける」話題に。




なんか、もう、



別れるとか別れないとか、


彼氏もどうでもよくなったみたいで、




「次やったら別れるからね」
と、あっさり系のセリフで釘をさされ、



とりあえず、続ける方向に落ち着きました。

 



もし、

会わずに”電話で”話し合ったいたら…



もし、

ワタシが”鈴木さん”に会わなかったら…




恋愛って、
好きだけじゃやってけないね。




鈴木さんにちょこっと感謝しました。



ジュースは、恐ろしいほど不味かったけど、ネ。