代々木のはいから人魚
ワタシの職場って、
近くにオカマが集まるエロティックな場所があるらしいの。
ひと月ほど前の土曜日、
いつもどおり仕事を終え、ミュールをコツコツさせて会社から出たら、
ちょうど道路の反対側からこっちに渡ろうとしてるオキャマと目が合ったのね。
もう、なんていうか、哀しいぐらいの夏キャマファッションで、
あなた、それと同じ格好(=ピチT&ピチ短パン)で冬場も居ますよね?
と念を押したくなるぐらい、哀しい感じ。
でも、顔とか体とかは、割とワタシ好みだったりして。
見つめ合う、視線のレーザービイム☆
もし、ワタシが広末だったらマジで恋する5秒前だったけど、
同僚OLが一緒だったし、てかワタシ、広末じゃないし矢田亜希子だし、
その時はそれで終わったの。
ま、そんな、
街中でイケメンにときめくなんてのは、ウッチャンが女子アナにときめくぐらい、
よくある話なわけで、
ソイツの存在なんか、すっかり忘れていたのね。
それが、この間の土曜日、
また同じ人に会ったの。会社帰りに。
例によって、LEGOみたいな色合いのTシャツ+短パンで、
オマエは南国の鳥にでもなりたいのか?
と詰問したくなるほど派手!!なファッション。
でも、やっぱ、イケル。
その日は、
カレが同じ歩道をこっちに向かって歩いてくるシチュエイションだったんだけど、
ふと、ワタシの3メートルぐらい前で立ち止まったのね。
え?ちょっと、いきなりですか??
やだ、そんな、困る・・・。
と、スカートの裾を直すフリだけするワタシ。
路上でナンパされてホイホイついていくほど、安くないし、
悪いけど、ワタシ、彼氏は間に合ってるの。
でも、強引にされたら、・・・ワカラナイ。
気分はまるで、
「大きくNG、小さくOK」って感じで、
代々木のはいから人魚☆
とか、思い描いてる間に、
その彼ってば、タバコに火を点けて通り過ぎてしまいました。
そうだよね。
そんなことだろうと思った。
てか、ほいほいついて行った挙句に、
キュートなヒップにズキンドキンされても困るし。
ということで、
ただ単にイケメンが目の前でタバコに火をつけたってだけの話を、
こんだけ引っ張ってしまってゴメンナサイ☆
あは♪