トイレで殺人予告!?
昨日、
これは間違いなく昨日の出来事なんだけど、
勤務中に会社で、
トイレの個室に入ったのね。
ま、個室といってもワタシは、
排泄とかそういう俗物的なアレとは縁遠いので、
個室の中で、
さっそうとメールを打ったりしていたんだけど、
そこへ、誰かが入ってくる気配がしたの。
といっても、
ワタシの個室の中にじゃないよ。
そんな、個室のドアはちゃんと閉めてるし、
万が一上から入って来ようものなら、拳銃で撃ち殺してるし。
アンフェアにはアンフェアを☆
気配がしたのは、
トイレ自体に入ってくる、人の気配ね。
てゆうか、
女子のみなさんは男子トイレの構造をご存知??
実際のイラスト↓↓
間取り図に見慣れた不動産屋もビックリ?
高校の美術の成績が「2」だったワタシが、
丹精こめて2分で描き上げました。
成績は一応10段階で「2」だから。そこんとこよろしく。
ま、その評価は、
美術の女教師に「デッサンが雑」だと罵られ、
「先生の顔のデッサンの方が雑ですよ?」
と、正直に打ち明けたワタシの言動のせいだと思われ。
まだ、その頃は、
世の中ってものがよくわかっていなかった。
で、話は戻って、
男子トイレって、
普通サイズの場合でいうと、
個室が2つに、小便器が3~5つってのが一般的なのね。
それと、すずめの涙ほどの洗面台。
しかも洗面台って、たいていの場合、
バニティポーチを置くのをためらうほど、水で汚れてる。
個室のトイレ自体は、
女子のそれと大して変わらないんだろうけど、
音姫が導入されていなかったり、
一般的に行って、男子の方が設備が劣っています。
小便器は、なんて言えばいいのかしら、
わかる?イメージできる?
田舎の交差点とかに無造作に置いてある
”お地蔵さん”くらいの大きさの物体で、
男子諸君は、そこでアレをアレするみたいよ。
ま、詳しくはお近くの彼氏にでも聞いて☆
彼氏がいない人は、そうねぇ、
田舎の交差点に行ってお地蔵さんにお祈りしてきたら?
んで、
これが高速道路のサービスエリアともなれば、
個室の数が3倍に増え、
小便器が壁一面に数十個も並んでいて、
圧巻の光景だったりするんだけど、
ここは高速道路でなく、普通のオフィス。
誰か人が入ってくれば、気配や物音でわかるのよ。
それで、その時も、
携帯をいじくっていたら、人の気配がして、
隣りの個室ではなく、
小便器の方に誰かが行った物音がしたの。
ワタシは、メールを打つ手を止めるでもなく、
そっと様子を伺っていたんだけど、
そしたら、いきなり、
「アイツコロス、マジブッコロス」
という、囁くような声が。
え?と思い、
メールを打つのをヤメ、耳を澄ましていると、
「アイツコロス、コロスコロス」
と、連続したウィスパーボイス。
声の感じは、日本人が中国人の話し方を真似るときのような(~アルヨとかあんな感じ)、
あのツタナイしゃべり方。
しかも、言っている内容は穏やかじゃない。
この人、個室に誰かいるのに気づいてないんだ?
ほら、よくドラマであるじゃん。
女子トイレの洗面台で、女子たちが黒い噂話をしていたら、
その噂話のターゲットご本人が、あとで個室から出てくるパターン。
きっとあんな感じで、
個室に誰か入っていることに気づいてないみたい。
ここで、もし、
個室に誰かいると知られたら、
ワタシまで殺されかねないっ!と思ったので、
携帯を触るどころか、自分の気配を消して、
早くこの殺人鬼が立ち去るのを待つことに。
しばらくの間、
「コロシテヤル」とか「コロス」とか
壊れたレコードのように繰り返されていたのが、
突然止まったかと思ったら、
ジョロジョロジョロという、
男子特有の、あの用を足す音に変わったのね。
あぁ、これが終われば、
この姿の見えない悪魔も居なくなるよねぇと思い、
ちょっと安心してみたり。
てか、いざ落ち着いてみると、
いったいこの人に何があったのかが気になってきて、
何が彼をここまで追い詰めたんだろう、
とか、気になって気になって。
実は彼は、中国の一人っ子政策の中で出来てしまった二人目の子(通称、「闇子」)で、
「闇子」として、学校にも行けずひっそりと生きてきた彼は、
中国雑技団に入り、いろんな技を覚えてトップスターにまで登りつめ、
そして、日本公演に来た際に仲間と数人で逃げ出したのはいいけど、
今まで雑技団で働いて稼いだお金を仲間に持ち逃げされ、
それを追っている過程で、今ここにいるのでは?
という斬新な仮説を立ててみたり。
でも、それだけじゃ、人を殺す動機には足りない。
同じ闇子として、
同じ雑技団の仲間としてがんばってきたじゃないか。
いったい、彼の身に何が起きたんだ??
と、ワタシが、
中国の貧しい農村風景を思い浮かべているうちに、
その雑技団の彼の用も終わったらしく、
ジョロジョロが消え、ズボンのチャックを閉める音が聞こえたの。
あぁ、さようなら闇子さん。
さようなら雑技団。
と、これ以上気配を消しているのも疲れたので、
さっさと立ち去ってくれるのを待っていたんだけど、
なかなか動く様子がない。
え?何?
ロスタイムとか?
それか、もしかして、
ワタシの存在に気付いた彼が、
ワタシを消そうとして何かたくらんでる?
だとしたら、今すぐにこの個室から出て、
雑技団の風習にのっとって、
背中をのけぞらせて股の間から顔を出して「ゴメンナチャイナ」とでも言えば許してくれるかしら?
とか思っていたら、
トイレの遠くの方の壁から、
ボコォッっというものすごい音が聞こえ、
足早に立ち去っていく音が・・・。スタスタスタ
どうやら、彼ってば、
負のエネルギーを壁にぶつけて発散したみたいね。
超怖ーい☆
まったく、どこの部署の人間かしら・・・。
そして、昨日の今日、
現実にこの会社で殺人事件が起きないことを、
心からお祈り申し上げます。
きゃは☆