スプリングルーブ2009 その2
で、近づいていったステージでは、
清水翔太?っていう名の少年が歌っていて
この子がさあ、もう肌とかツルっツルでカワイイの。
ほんとは遠くの方からそっと眺めて
体力を温存しておこうと思ったんだけど、
このイベントってオールスタンディングだし、
つまりはがんばり次第でいくらでも前のほうへ行けるわけで
オキャマ友達(以下、K子)も「翔太いけるわ~」とのこと、
ふたりしてゴリゴリ前のほうへ進んでいったのね。
てか、前のほうに進んでみてわかったのは、
この子、かなり女子人気が高いってこと。そして女子は防御力が高い!
別にさあ、ワタシたち最前列に行こうってわけじゃないのよ。
それでも、空いてるスペースがあれば、なるべく近くで見たいって思うのが
人情ってものじゃない?知らないけど。
それを、この女子たちときたら、割と大き目のバッグを肩からかけて、
さらに左右に揺れて必要以上に幅を取ってるものだから、
ぜんっぜん前に進めやしないの!
こうなったらサバイバルアタック「SASUKE」のように、
左右の揺れの合間をぬって、前へ突撃よ!!
と果敢に攻め込んでみるも、女子たちのバッグが邪魔で前へ進めず。
1stステージで、リタイア。。
しょうがないよね。この子たち、
ワタシたちよりもっと前からこの障害物競走に挑み、そして勝利し、
ファイナルステージへと駒を進めてきたんだもんね。
それでもかなり前の方へ進んだワタシたちは、
聞いたこともない曲が多かったけど、女子たちと一緒にキャーキャー騒いで
アルコールが吹っ飛ぶくらい、はしゃぎまくったりして。
つうか、知らぬ間に足をくじいたのか、
左足に鈍い痛みがあったのに気づいてはいたけど、
翔太がワタシに手を振るから(←こっちの方が痛い)
かまわず飛び跳ねるワタシ。
んで、ようやく清水翔太さまの出番が終わり、
ふと我に返ったワタシに残されていたのは、左足の痛みだけであった。
ちょっとヤダ困るんですけどー。
実はアイドルなんかよりも、よっぽどR&Bやヒプホプが好きなワタシ。
これから、伝説くんやAKON、T-PAINなどなど、
見たいアーティストが盛りだくさんなのにいっ!!!
近くのベンチに座り、そっと痛む足に触れてみたけど、
骨が折れてるとかいうことはなさそう。
まあ、骨折してたらとてもジャンプなんかできないだろうけど☆
ということで、しばらく骨休め(ほんとに)するワタシたち。
4月上旬でまだまだ寒い時期とはいえ、あれだけ興奮すると汗もかくわけで
外のベンチに移動しようと、友達と歩いていると、
「すいませーん、Woofinなんですけど、写真撮らせてもらってもいいですか?」
と、音楽雑誌?の人から声をかけられるワタシ。。
え?ヤダ、堀北マキ特集かしら?
なあんてことはなく、普通に男装(=スト系の格好)してたし、
ただイベントに来てる人を撮りたかったんだろうけど
なにせ、ワタシ、足を負傷してるじゃん。
こんな瀕死の白鳥のような姿を雑誌に載せられてもアレなんで、
隣に居たK子を勝手に推薦し、ワタシは一人ベンチへ。
その後、もう10分以上経ったのかしら、
一人じーっと、省エネ大賞でも受賞できそうなくらい
おとなしく座っていたのだけれど(ちょっと寝ちゃったw)、
ぜんぜんK子ってば戻ってこないの!
ちょっとあの女、いつまで写真とってんのよ。
てかまさか、あのキャメラマンちょっとカマっぽかったけど、
二人してデキちゃってトイレにしけこんでるとか、ないよね?脅えるよ?
てか、そろそろ次のステージが始まるころなのでは?と思い、
K子に電話するも、コール音のみで、不通。。
このままココでじっとしてたら、近所の公園でボケっとしてるのと変わらないし
それこそ何をしにきたのかわからないので、
とりまステージの方へ行ってみることにしたの。
途中、アルコールを摂取したら足の痛みも和らぐのではないかと、
売店でビールを購入し、あおるように飲んでいると、
ステージからこちらに向かってくる大量の人々。。
あ、誰かの出番が終わったんだ?とステージ横のモニターを見ると、
なんと、今回2番目に見たかったT-PAIN様じゃないのよ!!
きゃだ!!ワタシが居眠りしてる間にショーが始まっていたのね!!
こうなったら余韻だけでも感じておこうと、人波に逆らってステージ前方へ進むと
強い笑顔でワタシに手を振ってくる、K子。
「やだあ、起きてたんだ?T-PAINよかったよね」と、K子さん。
いや、T-PAIN見れてねえし。モニターに一瞬残像?のようなものが見えたけど
あれがT-PAINだったのか、片付けてるスタッフだったのかすら不明。
てかさ、起きてたんだ?ってどういうこと?
寝てるワタシを放置してオマエは一人ステージに行ったのか?
といった類のことを尋ねると、
「え、だって足怪我してるし、そっとしとこうと思って」
「お気遣いありがと。でもどうせならステージまで運んでからそっとしといてよ」
「えーそしたら私の足が折れるぅ」
ま、オキャマってこういう生き物だから仕方ないけど☆
あーあ、ワタシのNO.2が終わったって事は、残すは1番見たかったAKON様だけか。
でもタイムテーブルを見ると、あと4時間後。。。
足はもうだいぶよくなってきたし、下手に休憩すると、酔ってるし
また寝に入っちゃって気づいたら全部おわってた、って事態になりかねない。
とりあえずあまり興味ないアーティストもいるけど、
このままステージを中心に活動をすることに。
ちょうどステージの後方に空いているエリアがあったので、地面にどかっと座り、
大型モニターで観賞を続けるワタシとK子。
前の方では若い男女がしきりに盛り上がっていて、
それを保護者のような眼差しで見やっていたけど、よく考えたら
ほんとに保護者でもおかしくない年齢に近づいてきてるのよね、ワタシ。age34。
震。
危険!危険よ!この見えない壁をぶちやぶって若者側に溶け込まないと
アラフォーどころか親御さん的な立場に追いやられてしまう!!
ということで、ステージ前方を再襲撃。
最初のうちはアップテンポに合わせて飛び跳ねていたワタシたちだったけど、
これはもう飲みすぎなのか、はたまた年齢的な限界なのか、
立っているのもだんだんツラクなってきて、
とくにバラードなんか歌われたら完全に立ち寝状態に。
ワタシ、まさか電車以外で立ったまま寝るなんて思わなかった。
こうなってくるともう、ちょっと休んだくらいで体力が回復するはずもなく、
イチバンのお目当てだったAKON様はモニター越しに眺め、
ほんとはもう首を上げるのすら億劫だったけど、最後の懐かしいTLCの映像も眺め、
帰るころにはちょうど降りだした雨に打たれながら、
K子と一緒に森高千里の「雨」を口ずさみながら、とぼとぼと帰ってきたワタシたち。。
雨は冷たいけど、濡れていたいの。
想い出も涙も、流すから。
想い出と呼ぶには悲惨な記憶しか残っていなかったけど。
これだったら自宅でのんびりDVDを観賞してた方がよかったのかも?
とか言ってー。
アハハハハ。涙